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Libro,Musica,Planta DIARY(ほぼ読書日記?)


過去の日記


最近気になるCM
06/3/30

ナイナイの岡村君が、QUEENの“DON'T STOP ME NOW”に乗って軽快なブレイクダンスを披露するCMが気になっている。見ていて(聴いていて)非常に気持ちよいのだ。ただ、気になっている割りに、曲とダンスに見とれてしまい、何のCMだか印象が薄くなってしまうのは本末転倒ではないだろうか(笑)。KIRINのNUDAという無糖炭酸飲料のCMだったらしい。
↓で映像が見られます。
http://www.beverage.co.jp/product/cm/nuda/

もうひとつ、これもキリンだが、サディスティック・ミカ・バンドが名曲「タイムマシン」にお願いを演奏しているキリンラガーのCMも印象的だ。加藤、高橋などの錚々たるオリジナルメンバーの中で、ボーカルは誰なんだろうと思ったら、木村カエラなんだそうである(ロケンローラーなアイドルだなぁ(笑))。懐かしさと新しさが相俟って、なかなか良い効果を出しているのではないだろうか。団塊と二十代と、両方の世代を狙っているのかもしれない。

黙っていれば可愛い木村カエラだが、TVKの音楽バラエティではかなり可愛い気のない性格を披露していて、その辺のギャップも好きだ(笑)。

最近は、CMに関しての疑問などは企業サイトへ行けば大体分かってしまう。それはそれでありがたいのだが、疑問として温め続けているのも楽しいもので、新聞などで回答が見出された時の喜びはひとしおである。「答え一発(古い?)」にはあまり風情が感じられないなぁ。








お師匠さまは魔物!/ロバート・アスプリン
06/3/29

ふざけて幼稚なタイトル、漫画のような表紙からやや敬遠していたが、面白いという評判もあるので手を出してみた。ドタバタファンタジーである。

うだつの上がらない魔法使いの弟子スキーヴ(泥棒に役立てようと目論んで魔術を学んでいる)に、師匠ガルキンが魔物を召喚する技を見せていたところ、この世界や異世界までを支配しようと考えている巨悪の子分によってガルキンが殺されてしまう。

召喚された魔物は実は異世界の魔法使いで、弟子を驚嘆させる目的でガルキンと交互に魔物を演じていたのである。現れた魔物は、師匠のいなくなったスキーヴを仕込んでやると、押しかけ師匠になってしまう。押しが強く減らず口叩き、しかしやる時はやる的な頼りがいのあるオゥズに辟易しながら、頼りない小僧スキーヴは、いやいやながら巨悪を倒す旅に付き合うことになり、珍道中が始まるのだった。

タフなベテラン、頼りないが見どころのある若僧、これにからむセクシーな女魔物とくれば、何やら警察物やサスペンスやハードボイルドなどでお目にかかる設定のような気がする。映画「スティング」などもそうだろう。そう、これはハードボイルド・ファンタジーなのである(笑)。

ギャグを散りばめたユーモア・ファンタジーらしいが、翻訳でどこまで伝わっているのか疑問。もっと笑わせてくれても良いような気がする。各章に思わせぶりなエピグラムがあるが、 これは作者の創作らしい。ダース・ヴェイダーまでが登場しておかしい。










これであなたもブログ通!(ホントかよ!?)
06/3/28

NHK−BS2で放送された「これであなたもブログ通!」をビデオ録画しておいて見た。この手の情報番組は無駄なしゃべりが多いので、そういうのはすっ飛ばして見ることにしている。

特に目新しい知識もなく、何かしょぼいなぁと思いながら見ていたが、人気ブログの中にあった「だから東京が好き!街のねこたち」が可愛いのでのぞきに行ってみたら、いるいる、街猫の楽しい姿が溢れていた。写真が趣味のサラリーマンらしく、猫の壁紙サイトなども開設している。

本来はジャーナリストの道具であったブログが日本では個人日記サイトに変貌したことについて、「舶来のものの形が変わることは日本ではよくあることだ」と天野祐吉が述べていたが、まさにそうなのだろう。

トラックバックとは、他ブログのジャーナリスト記事を自ブログに引用し、リンクを貼った上で意見を述べ、こういう引用をしましたよと相手先へ知らせるための機能だったそうで、関係のありそうな記事に闇雲に宣伝リンクを貼るための道具ではないのである。

このあいだまで借りていたseesaaも、移転したFC2も、承認しない限りトラックバックは反映されない。これは嬉しい機能だ。最初から拒否の設定にする手もあるが、それではブログの特性が活かせないように思うし。


まあ待て、ブログを借りる前にこれを読め。」というふざけた名前のブログ案内がある。名前がふざけている割りに、各ブログの長所短所を詳述していて非常に参考になる。








世界フィギュア
06/3/27

オリンピックの年は、選手も見ている方もモチベーションが下がるが、世界フィギュア女子フリーはさすがに見応えがあった。

日本勢の頑張りは嬉しいが、村主は今ひとつ調子が出なかったろうか。キミー・マイズナーが完璧だっただけに、ああいう部分で差が付けられてしまう。当初出場予定のなかった恩田は完璧な演技ではないが、やはりジャンプは高い。彼女の場合、体の固さがで優美さが出せないが、頑張っているなぁと思う。

サーシャ・コーエンはミスがあり、不名誉なニックネームであるシルバー・コレクターどころか、ブロンズメダルに終わった。どうもあの曲芸的な演技が好きではないのだが、聞けば体操出身だと言うからなるほどなと思う。エミリー・ヒューズも大柄な体がバタバタしてチアリーディングみたいだと思うが、アメリカ選手は体操のパターンが多いのか。そんな中、キミー・マイズナーが正統派の演技で美しかった。

世界フィギュアが終わって、今シーズンは終了である。新鋭の台頭やらベテランの頑張りやら、見所の多いシーズンだった。フジテレビのフィギュア中継では国分太一君が好印象(笑)。はしゃぎすぎず、誠実な感じがした。来季も彼が担当するだろうか。


大相撲も終了。魁皇が勝ち越して、栃東が綱取りを来場所につないで、これで白鵬の優勝だったら言うことなしだったが、さすがに初優勝の重圧に負けたか。本来なら魁皇にだって圧勝できる力だったんだろうに(笑)。








ブログ移転
06/3/26

ブックレビューに使っているブログを移転した。今まで使っていたseesaaブログは、広告を入れるのは任意だし、設定も自由に変えられるし、ファイルのアップロードも出来るし、かなり自由度が高かったが、その分だけ知識が必要でやや面倒だった。

新しく使い始めたFC2のブログは、ネットでお付き合い頂いている方たちの利用が多くて気になっていた。広告は入らないし、動作も安定していて自由度が高い。テンプレが豊富だし、かなり魅力的だったので一度登録したことがあるのだが、トラックバックの承認機能がなくて移転を見送った経緯がある。望まないトラックバックが、削除されるまでは表示されるのは御免こうむりたかった(seesaaには承認機能がある)。

トラックバック拒否の設定にしても良かったが、折角のブログの利点だし、出来れば使いたかったので、一度は移転を挫折。seesaaにとどまったのだが、最近になってFC2に承認機能が付いているのに気が付き、早速移転してしまった。seesaaはログのエクスポートもサポートしているので、過去のデータが全て移植できて便利この上ない。今までありがとう、seesaa・・・(涙)。

で、FC2のブログをサクサクと使っている。いろいろなウェブサービスが無料で使えるFC2は、親切この上ないが、アダルトへのレンタルも堂々と謳っているところがやや腰が引けるかなぁ・・・(笑)。

↓移転先のブログです。よろしければ足をお運び下さいm(_ _)m。
http://lmp.blog59.fc2.com/








これであなたもブログ通?
06/3/25

明日、NHK−BS2で「これであなたもブログ通」という番組があるそうだ。このタイトルがいかにもNHKだなぁ・・・。

基本的にはテキストを書いて投稿するだけだし、広大なブログの海を逍遙するなら幾らでもポータルサイトがある。ブログの女王とか野球選手とか白石さんとか、人気ブログの話題にも事欠かない。

一体何を以て「通」というのか、とも思うが、まぁブログ利用者の端くれとしてはちょっと興味があるので見てみよう(笑)。ただ、NHKで個々のブログサービスについて企業名を出せるのだろうか。

トラックバックの女王と言えば、伊東美咲がブログに殴り込みで女王危うし!とかの記事を見たような気がする。女王のブログは一、二度しかのぞいたことがないのだが、伊東美咲はファンなのでリピーターになってしまうかもしれない・・・(笑)。








わくらば日記/朱川湊人
06/3/23

不思議な能力を持つ姉と過ごした昭和30年代の下町の日々を、年老いた妹が回想して語るノスタルジック・ファンタジー。妙に上品な女子学生風の語り口は「リセット/北村薫」を思わせる。

活発なワッコの姉・鈴音は病弱な美少女で、気持ちも優しく繊細だが、人や場所の記憶を見ることが出来る不思議な能力を持っている。この能力にからむ様々な事件を、初老と思われる年齢になった妹が回想しているが、貧しいけれど幸福だった時代、美しくはかない姉との日々を、何とも切なく郷愁的に語っている。

「追憶の虹」物語の導入部であり、個々の登場人物の紹介編でもある。妹ワッコの友人の弟がひき逃げに遭い、交番のおまわりさんに憧れていたワッコは、浅はかにも姉の能力を使えば関心を惹くことが出来ると思い、その事件を解決させるが、その能力に目を付けられ、警視庁の刑事から過酷な命令をされてしまう。異能のもたらす恐ろしさを印象づける一編だ。 その他「夏空への梯子」「いつか夕陽の中で」「流星のまたたき」「春の悪魔」。特に「いつか夕陽の中で」「流星のまたたき」の二編が切なくて印象的。

それにしても、一九六三年生まれの著者が、よく昭和30年代の下町の風景を描き出したものだ。姉には幸福な未来が待っている訳ではなさそうで、陰惨な事件も出てきたりしているが、全体の雰囲気は娘たちの明るさと希望に満ちていて楽しい。










猪口才な!(笑)。
06/3/22

我が家の洗濯機は、二槽式から全自動洗に変わって二台目である。最初の全自動での脱水の時、二槽式のように一気に全力回転まで持っていかず、少し回ってはゆるめ少し回ってはゆるめの繰り返しに「何を小賢しい!」と思ったものだが、二台目は輪を掛けて更に小賢しい(笑)。

この小賢しさに拍車を掛ける事件があった。洗濯が終わり、濯ぎ前の脱水に移る行程で、少し回って跳ね上がっては給水に移る。手動で何度指定しても同じ結果で、すわ故障かと思ったのだが、謎が解けた。

洗濯物に偏りがあって、上手く脱水できなかったのであるが、これを補正するために、水を一杯にして少し回そうという、奴(洗濯機)の腹だったのだ。えーい、猪口才な!(笑)。水だってもったいないではないか。

脱水の時、多少側面にぶつかろうとも、無理矢理回して高速回転に持っていくのが二槽式の心意気だったのになぁ・・・(笑)。








世界一へ。
06/3/21

王JAPAN、ワールド・ベースボール・クラシックで初代チャンピオンである。アメリカ本位の運営は腹立たしかったが、最強キューバを倒しての世界一はめでたいめでたい。

ところで、この頃、ニュースタイトルでの「世界一へ」「優勝へ」「金メダルへ」の「へ」が気になる。これからチャレンジしようと言うのに、つい「世界一になったのか」「優勝したのか」と思ってしまうのである。

「〜へ」は、目的を指す助詞でもあるのだから「世界一へ挑戦」「優勝へ王手」で良いはずではあるが、「世界一へ到達」「優勝へ手が届いた」というニュアンスで受け取ってしまうなぁ。


本日は暖かい日差しで、庭仕事が楽しい日だった。枯れたように見えて引っこ抜いたヤマアジサイ紅(くれない)がまだ生きていそうだったので、鉢に植え替え。買ってきたクレマチスを鉢に植え付け。クレマチスのラベルには品種名がなく、青色の花の写真があるだけだが、157円でつぼみがあれば、例え何色でも構わない(笑)。クレマチスとは相性が悪く、枯らせてばかりいたのだが、このところは毎年咲いてくれることが多いのうれしい。








クワイヤ・ボーイズ
06/3/20

昨日の題名のない音楽会」は、巷で話題のクワイヤ・ボーイズが出演していた。このグループは、聖歌隊出身の3人によるボーイソプラノ・バンドと言う認識だったのだが、どちらかと言えばクラシックの曲目が主で、ミニ少年合唱団という感じだっただろうか。

変声期前の高い声はさすがに美しかったが、バックのオーケストラ(派手なコンマスがいる地元オケ(笑))と合わなかったり、言葉の切れが悪かったり、技術が伴っていないようが気がした。美貌で選んだビジュアル系という感じがしないでもない。

エリック・クラプトンの「ティアーズ・イン・ヘヴン」を歌ったが、クラプトンが、亡くなった息子を悼んで作った曲だから、あのボーイソプラノはちょっと鬼気迫っていたような気もする。


ビジュアル系と言えば、東京芸大卒のyumiというフルーティストが共演していたが、CDリリースと一緒に写真が発売されるという触れ込みだった。不思議ちゃんタレントの千秋に似ているような気がしたが、それほどビジュアル系だろうか(笑)。

ああいうビジュアル系クラシックの安易な売り出し方は、本人は納得ずくなんだろうかといつも思う。ベタな名曲集でのデビューが多く、売らんかなが目に付きすぎるのだ。自分の実力に自信があって、後々に繋げられると思えばこそなのか。








ドミノ/恩田陸
06/3/20

東京駅を舞台に、和菓子の老舗「どらや」の紙袋を取り違えたことから起こる騒動を描くスラップスティックなサスペンス。アイディアは映画「おかしなおかしな大追跡」だろうが、もっとシニカルだ。

爆弾を仕掛ける過激派、句友とのオフ会を楽しみにしている実直な老人、人気のスウィーツに執着するOL、一方的に別れたいプレーボーイ、何としても月末のノルマを達成して契約の書類を本社に届けたい保険会社、オーディションでバトルを繰り広げる子役親子など、実に多彩な登場人物がドタバタに参加する。

あらゆるトラブルを乗り越えて契約書類を時間に間に合わせる保険会社ご一行の行動は、「建売温泉住宅峡/かんべむさし」に収録されていた短編(タイトルは失念)がヒントになっていそうな気がするが・・・。

コミカルで滑稽で、一応大団円を見るのだが、単純なハッピーエンディングではないあたりが恩田陸だろうか。一部の間に、恩田作品は終わり方が中途半端で分かりにくいという評判があるが、分かるような気がする(笑)。

それにしても、SF、ファンタジー、ミステリー、ホラー、青春小説、スラップスティックと、実に多才な作家だなぁ・・・。








神はサイコロを振らない 最終回
06/3/17

うーん、なんとなくあっけない終わり方だった。もう少しハッピーエンディングを期待していたのだが・・・。

失っていたと思っていた大切な人間が戻ってきて、なおかつ短期間で再び姿を消した時の喪失感はいかばかりだろうかと思う。神はサイコロを振ったのか振らなかったのかよく分からないが、悲劇的な結末ではなかっただけ救われる。10年前に大事な人間を失ってから、呆然としたまま生きてきた者たちにとっては、やはり救いの10日間ではあったのだろう。「黄泉がえり/梶尾真治」の他に、拉致被害者家族の問題も思わせた。

ヤス子とテツ、菊介と亜紀が、それぞれ新たな感情を確認したところで別れていく。お人好しだがややひねくれてもいる半端者の菊介が、今度会う時にはもっといい男になっていると誓うのだが、亜紀に「行ってらっしゃい」と別れを告げるシーンがとても切ない。

ヤス子が、タクシーに乗って長崎に向かうテツと別れる場面は、どうしても転校生を想起してしまい、手を振ってクルリと振り返るかと思ったが、さすがにそれはなかった(笑)。

このドラマ、大変に面白かったし、心の綾の描き方も繊細だったが、あのままでは多分もう出会うことはないのだろうし、何とも不満の残る終わり方である。消化不良というか・・・。何とかして今の世界に残れるようなトリックを考えて欲しかった。



「黄泉がえり」と言えば、アナザーストーリーや他の短編を収録した、文庫オリジナルの「黄泉びと知らず」が出版されていたのを先日知った。今読んでいるところだが、表題作の終わり方が、あざとい!あざと過ぎる!と文句を言いたくなるくらいに美しい(笑)。



以前にブログで「嵐の夜のバッハ」という記事を投稿したことがあるが、夕べもちょうどそんな感じだった。静謐で優美なバッハの音楽は、嵐の夜には嵌りすぎて恐い(笑)。








演奏ノイズ
06/3/16

藤原真理が演奏する「無伴奏チェロ組曲/バッハ」を聴いている。何と言っても第一番のプレリュードのメロディが有名だが、深遠で、なおかつ美しさを感じさせるメロディだ。中低音楽器の暖かさもたまらない。

ところで、藤原真理の運指が強いのか、指がネック(?)を叩く音が気になる。人間の動きである以上、ある程度の音が生じるのは致し方ないが、やや気になるレベルだ。

サックスのキーの開閉の時に生じるのはキーノイズというらしいが、どんなに調整しても出てきてしまうと、クラシカルサキソフォンのプレーヤーが教えてくれた。ジャズサックスが今イチ苦手なのは(嫌いではない)、あのパコパコ音が爆裂しそうな気がするからかもしれない。飛び散る汗とか、しぶきまで飛んできそうだ(笑)。

ジョン・ウィリアムス(クラシックギター)のベスト盤を購入した時、弦を叩く雑音があまりにも大きくて聴く気が失せてしまったことがある。好きな曲である「アルハンブラ宮殿の思い出」のノイズが特にひどくて泣きたくなった。その後、レントレというドイツ人ギタリストのCDを買い直し、耳を癒したものである。フォークギターなどで、コードを変える時に弦がこすれる音がするのは風情があったりするのだが・・・。








ブクログ
06/3/15

ブクログという、個人運営のブログ風ツールがある。本を紹介するブログなのだが、amazonと連携しており、本棚風のイラストから、登録した本の表紙を手が抜き出すトップが面白い。これを見るだけでも登録した価値がある(笑)。

ただ、コメントやトラックバック、ping送信などはないようなので、積極的にリンクを貼らない限り、目に止まることはなさそうだ。

で、ここにリンクを貼りますので、6冊しか登録していませんが、見ていってくださいm(_ _)m。マウスカーソルを本の背表紙に合わせると飛び出してきます(java scriptが必要)。

瑞閏の本棚








まけのこ/畠中恵
06/3/13

 

回船問屋長崎屋の病弱な若旦那・一太郎を主人公に、妖との奇妙な事件を綴るユーモア時代ファンタジーシリーズ第4弾。情緒のある逸品が揃っている。

「こわい」出生が定かでない、嫌われ者の妖・狐者異(こわい)が長崎屋に現れ、自分の頼み事を聞いてくれたら、職人の腕が良くなる秘薬をやるという。菓子作りの腕が上がらない幼なじみ・栄吉のために秘薬が気になった一太郎だが、栄吉は、そんな薬には頼りないときっぱりと断ってみせる。友情の発露だ(笑)。関わるものを不幸に陥れる狐異者は、仏様でも救えないと言われている妖で、その哀れさ・孤独が哀切だ。現代の社会に受け入れられない半端者の姿を思わせる。

「畳紙」長崎屋に出入りする妙齢のお雛は、厚化粧によって仮面を作らなければ人と向き合えない性格だが、屏風のぞきとのおかしな縁がカウンセリングになるという不思議な一編。厳しい祖父母の思いやりが表される行く立てが楽しく、またしみじみとする。ややひねくれているものの根は優しい屏風のぞきが良い(笑)。

「動く陰」一太郎が幼い時に解決した影女の事件。商家の中の人間関係のトラブルと重ね合わせられる怪異が、京極風を思わせる。

「ありんすこく」一太郎が禿(かむろ)の足抜けを助けることになる人情譚。

「おまけのこ」娘の嫁入り道具に高価な真珠を使った櫛をあつらえたい大店の主が、長崎屋に真珠を発注するが、真珠の盗難事件が起き、現場から真珠と共に鳴家(やなり)の一匹が消え失せる。鳴家は真珠をお月様と思いこんでおり、魅了されてしまっているのだ。鳴家の冒険が描かれて、何とも健気で可憐で意地らしい。鳴家ファンが多いというのも分かる気がする。










ホストブーム?
06/3/12

何だかホストがブームなのだろうか。ドラマになったり、防犯ボランティアぽいことをしてみたり、あちこちで目にするような気がする。浅田真央の父親がホストだったというのもちょっと意外で面白い(笑)。

で、このホストなのだが、自分が子供の頃には淫靡で妖しい大人の世界だと思っていた。色気のあるニヒルな二枚目が金持ちの女客にかしずいているとイメージである。しかるに、テレビで見るホストが妙なコールを張り上げているところを見ると、学生の飲み会と変わらないではないか!。

元々がああいうものだったのか、時代と共に変質したものか見当が付かない。ただ、凄腕のホストと呼ばれる連中が皆子供っぽく見えてしまうのは、やはり自分が年取っちゃったということなんだろうなぁ(笑)。








ラジオショッピング
06/3/10

10年ほど前からラジオでの通販がされるようになっている。最初はAM専門の感があったし、いかにもAMラジオリスナーを相手にした手法だと思っていたが、あっという間にFMにも広まった。扱う商品も、食品、化粧品、美容機器、アクセサリーと、要するにテレビショッピングと変わらない。

アクセサリーなど、見ないで買ってどうするのかと思う。昨今はラジオ局のサイトででも確認するのかもしれないが・・・。ネクタイ30本で1万円などというのもあった(笑)。

で、先日、カーFMを聴いている時に扱っていた商品が鯨ペーコン!。捕鯨が自由だった時代、豚肉ベーコンを模倣し、安価な酒の肴として大いに流通した食品だろう。或いは戦後の食糧難の時代の食品だろうか。

自分自身はほとんど馴染みがなく、20才頃、水産会社に勤めている親戚の家で食べさせられたことがあるくらいだ。脂の味しかせず、上手くもなければ不味くもないと言う感じだったが、年配の人には懐かしい味なのかもしれない。

で、昨今はすっかりカルトな食品になっている鯨ベーコン、FMショッピングのお値段では、800gで6千数百円だった。切り落とし部分を使用しているのでお安くなっているという説明だったが、100g800円ほどである。やはり貴重品なのだなぁ・・・。

ただ、鯨の流通量が減って、試験捕鯨の在庫が捌ききれないという報道も聞いたばかりである。捕鯨が禁止された20年ばかりの間に、鯨を食べるルートが消えてしまったらしい。祖母は捕鯨基地のある町出身なので、ごくわずかに鯨の刺身をお裾分けして貰ったことがあるが、甘くてねっとりして実に美味だったことを覚えている。某女史ではないが、これを食べられないなんて「モッタイナイ!」。








ポネ/佐藤賢一
06/3/8

西洋史を舞台にチャンバラ小説を描く佐藤賢一が、何故か伝説のギャングアル・カポネを採り上げた。前半は、才覚と度胸で成り上がっていくカポネの半生、後半はアンタッチャブルのエリオット・ネスの視点から描かれている。

貧しいイタリア移民の子供アルフォンソは、裏家業を仕切る紳士ジョニー・トリオに認められ、若い衆として頭角を現していく。ジョニーは実業家タイプのギャングで、いち早く密造酒に目を付け、シカゴを主な市場として我が手に納めるのだ。番頭としてこれを仕切っていくのがカポネで、政治家や警官を賄賂で籠絡し、持ち前の愛敬で一般市民にも名を売り、事実上のシカゴ市長として君臨することになる。

カポネの存在を面白く思わない連邦政府が財務省禁酒局を作り、ここに登場するのがエリオット・ネスである。ギャングと戦う若きヒーローというイメージが一般的だが、ここでは己を買いかぶっているトンチキなインチキ野郎として描かれて失笑を誘う。脱税で起訴しようとする検事を嘲笑し、ヒーロー気取りで、あくまで禁酒法違反で取り締まろうとするのだ。

カポネをアイドル視し、己を同等の人間と思い込み始めるのは、著者の「双頭の鷲」にもあったパターンだ。自信過剰の二流の秀才は何度かの挫折の後、自伝を出すことでヒーローとしてのイメージが確定したようだが、ここでは酒におぼれる青二才でしかない。

すべてが終わった後のラスト、カポネに恩義をこうむって医師になった男がカポネの妹と話し合うシーンが熱く切ない。この物語はこのシーンのためにあったのではないかと思う。佐藤賢一独特の、妙なリズムの文体と相俟って、義理人情が篤く、クサい人間関係が心地よい。










クローバー・サキソフォン・クヮルテット
06/3/6

昨日、クラシカルサキソフォンの四重奏団・クローバー・サキソフォン・クヮルテットのコンサートに行ってきた。公共ホールのリハーサル室で、1000円というお手頃のお値段である。

東京芸大在学中2+東京芸大卒同大学院1+昭和音大卒東京芸大大学院1という顔ぶれは、要するにトルヴェール・カルテット(日本を代表するサックス四重奏団)のお弟子さん筋にあたる。そういえば、MCのアルトサックス氏のしゃべりは、トルヴェールのリーダー須川展也を彷彿とさせたなぁ・・・(笑)。

演奏の方だが、開幕直後がちょっと「アレアレ?」という感じがありやや危惧したが、すぐに端正な演奏に切り替わった。美しく華麗な迫力とでも言うのか、やはりブラスのハーモニーは良いものだ。

「日本の四季」という童謡アレンジの一曲が圧巻。覚えのある懐かしいメロディばかりだし、そこに楽しいアレンジがからんで、ノリノリなことこの上ない。「ななつのこ」と「パッヘルベルのカノン」のメロディーが並行したのには笑った。その他「ニュー・シネマ・パラダイス」「愛燦々・川の流れのように」など、第一部はポピュラー中心。

第二部はイタリア協奏曲/バッハ、四重奏曲/A・デザンクロと、クラシカルな作品。後者は現代音楽だが、それほど難解な曲ではなく、迫力があった。サキソフォンのために書かれた曲だと言うことで、本領発揮であろう。

華麗で迫力のある音色を楽しめるコンサートだった。 



荒川のイナ・バウアーに対して、これは新しい技であるとして、「アラカワ・イナバウアー」「アラカワスペシャル」などの名前を付けたらどうかという話が出ているらしいが、どちらもセンス悪いなぁ。折角なんだからもう少し洒落た名前を付けたら良さそうなものを・・・。








アイスショーにおけるプルシェンコについて
06/3/5

公的な職業(しかも警官とか自衛官とか、治安に関わる公務員だったり)の人間のPCから、Winnyによって職務上の重要なデータが流出する事故が相次いでいることについての考察を書こうと思ったら、知人のNichols氏が3/1の日記に書いておられた(汗)。よってこの件はパス。それにしても、固い職業の人たちが、Winnyで一体何をしようとしていたのか気になる(笑)。

荒川、プルシェンコなどが出演するアイスショーの模様をテレビで放映していた。民放なので構成は今イチだが、荒川の美しい演技が見られたので満足。プルシェンコがインタビューされていたが、荒川の金メダルが面白くないのか、やたらとからむような調子があった。こいつあんまり性格が良くないな!(怒)。女子フィギュアの金メダルが荒川だったことで、ロシアの独占が崩れたことが面白くないのか。それほど愛国心の強うそうな奴とも思えないが。

アイスショーというのはテレビで放送されることがほとんどないし、日本ではあまり馴染まないイベントかと思う。今回は金メダルの余波で大人気のようだが、アマチュアとして競技会で真剣に戦ってきた人間が、エンターティンメントショーを演じることに抵抗があったりするのかもしれない(自分がそう思うから(笑))。アマチュア競技会とて真剣なショーであることには変わりがないのだけれど。真剣な賞金大会などのプロ競技会を見てみたいものだと思う。

昨日、今日と園芸日和。タイツリソウのポット苗、黄色いオキザリスなどを植え付け。オキザリスは雑草のカタバミと同じ種類だから、地植えにするとかなりはびこると言うが、花が綺麗だから良し(笑)。

いよいよ本格的な春だなぁ。明日からは天気が悪くなりそうだが、これも春の低気圧によるものだろう。

更新
リンク集にShe dies earlyを追加。








湯島天神にて
06/3/4

昨日、湯島天神へ寄って名物の梅林を見てきたが、五分〜七分の咲き具合で今ひとつだった。年に一度お茶の水へ行く用事があり、そのついでに寄るのだが、二年続けてハズレである。それでも、真っ赤な花を咲かせている木があり、これだけは圧巻だった。

その真っ赤な紅梅のところで、英語を話すアジア人の青年に「写真を撮ってくれ」と頼まれた。誰かに頼みたくても、観梅している人のほとんどがご老人であり、困っていたようなのだ。自分がカメラをバッグから取り出したところ、いそいそと近づいてきた(笑)。

梅の木をバックにしたいのかと問うたところ、社殿をバックにしてくれと言うことで、言われたとおりにシャッターボタンを押したが、使っているデジタルカメラはキャノンのパワーショットだった。日本製品は異国の人にもアピールするのだなぁ・・・。

どこから来たのか聞いてみれば良かったと思うが、サンキューと言われたらユーア・ウェルカムと答えるのが精一杯で、何も聞けなかったのが残念(笑)。

湯島紅梅








神秘抄/荻原規子
06/3/2

日本神話をモチーフにしたファンタジーシリーズ「空色勾玉」「白鳥異伝」「薄紅天女」の勾玉三部作からは離れた独立長編であるが、多少の設定は引いている。

坂東武者の庶子・草十郎は、子供の頃から笛に馴染み神韻とも呼べるような響きを持っているが、人には聞かせず、もっぱら自然と同調して吹いてきた感があり、孤独で狷介に育っている。

平治の乱に源義平の郎党として参加した草十郎は、快男児・義平の性格に魅了され、持てる力を振り絞って戦うが敗残、逃亡の途次、まだ少年の頼朝を助けようとして、盗賊一味に捕らえられる。この首領が変わり者で、草十郎を助け、一味に引き込んでしまうのだ。

都で源氏の一族が梟首されていることを知り、たまらぬ思いの草十郎だったが、処刑の河原で鎮魂の舞を舞う傀儡女・糸世(いとせ)と出会う。異界への門を開く霊的な舞に、いつしか草十郎の笛も同調するのだった。

勾玉三部作の定石通りで、狷介な少年と小生意気な少女というパターンはありがちだが、孤独な魂同士が出会う一瞬である。糸世は遊君の長者に育てられたという設定で、放浪の遊芸民、後に登場する竹細工師、木地師など、いかにも「道々の輩」的な感じがして、魅力的だ。

二人の力が合一によって奇跡が起きることに目を付けたのが後白河である。今様狂いの権力者は芸能の力をよく弁えていて、二人を利用しようとするのだ。権力者に恩を売っておこうと思った草十郎は、糸世を説得し、二人で超絶の舞を演じるが、ここで破綻が生じ、糸世は異世界に飛ばされてしまう。糸世を取り戻そうとする草十郎の旅が始まり、ここからがメインストーリーになる。

旅の相棒となるのが、すべての鳥類に君臨するカラス・鳥彦王で、「空色勾玉」に登場した鳥彦の血を引いているのだろう。鳥彦と同じように、生意気でおっちょこちょいで優しいカラスである。鳥彦王は、自分の話す言葉を聞き取れる草十郎を、帝王学修行のパートナーとして指名していたのだ。二人の友情が気持ちよく、切なく、作中の読みどころのひとつである。

草十郎と鳥彦王の絆を推測し、糸世が後白河法皇への手紙を鳥彦王に託すシーンがあるが、これは「誰も知らない小さな国」の中で、おチビ先生がせいたかさんへのメッセージをコロボックルに託すシーンを思わせた。作者もやはり愛読者だったのだろうか(笑)。

竹取やらイザナミイザナギやら、古今の幻想譚を取り込んで、手に汗握るファンタジーである。笛の音や舞の玄妙さなど、神秘的な芸能の設定も魅力的だ。少年と少女の成長譚でもあるのだが、主役は少年であり、少女は添え物の感がある。どちらかに重点を置かなければならないのは致し方ないのかもしれず、「白鳥異伝」では、勾玉を巡る遠子の旅がメインだったことでもある。

この世界観は、やはりジブリ的なものを感じさせる。少女を救う少年、悪辣な権力者、頼りになる相棒など、これは絶対にジブリのアニメになってもいいと思うのだが。

ところでこの作品は、現在NHK-FMの「青春アドベンチャー」でラジオドラマ化され、放送されているが、原作を読んでしまっていると、違和感を覚えざるを得ない。神韻のはずの笛が安易に楽曲になっていたり、話を端折りすぎていたり・・・。神事と関わる芸能の物語なのであるから、もう少し神秘性が欲しかったと思う。










うなぎの産卵
06/3/1

ニホンウナギの産卵場所がついに明らかになったらしい。グァム沖200kmの海域で、日本人学者が、生後2日くらいの幼生を捕らえたと言うことだ。以前からマリアナ海溝付近に産卵場所があると言われていたが、これを追究して50年間も研究されてきたらしい。今回明らかになったことで、シラスウナギの捕獲量が減っていることへの対策が立てられるのではないか、と新聞に書いていた。

川で捕れるので、天然うなぎは日本で生まれ育ったと思いがちだが(私だけ?−だいたひかる(笑))、シラスウナギと呼ばれる幼魚は海から遡ってくる。うなぎの養殖はこれを捕らえて育てるもので、人工孵化は今のところ不可能だ。シラスウナギが相模湾で捕れるという話を聞いたことがあるが、結構な収入になるので、密漁もあるそうである。

スペインでは、シラスウナギをオリーブ油で炒め揚げしてしまう。イギリスの大衆的な食べ物でうなぎのゼリーなんてものもある。国それぞれで食べ方が違うものだが、おそらくうなぎの種類も違うのだろう。ヨーロッパのうなぎを日本風に蒲焼きにしたらどんなものだろうか(笑)。

とは言いつつも、自分は偏食の魚嫌いなのでうなぎも食べられない。以前、浜松のうなぎ屋でかつ丼を頼んだこと過去がある・・・(恥)。母親が静岡県三島の出身なのだが、あのあたりはうなぎが名物だが、富士の名水が湧く地域なので、これに泳がせて泥を吐かせると身が締まって美味いということだ。

しかし、三島近辺には工業団地があり、地下水をくみ上げているため、現在の湧水量はかなり減っている。会社が休むと水が出てくるというのも笑えない話だ。湧水税でもかければよいのに思う。

杉浦日向子女史の「お江戸風流さんぽ道」を読んでいて出てきたのだが、現在の蒲焼きという食べ方が出てきたのは江戸も中期以降らしく、それ以前はぶつ切りにして粗塩をふって焼いていたそうだ。油っこくて泥臭く、肉体労働に従事する連中のスタミナ食だったとか。形が蒲の穂に似ていたので「蒲焼き(がまやき)」と呼ばれていたらしい。

因みに上記の本は口述筆記だったそうで(体調が良くなかったのかもしれない)、女史のほんわりとした語り口が思い浮かんでくるような、楽しいお江戸ごくらくエッセイである。













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