熱帯アメリカ、ニュージーランドに自生するアカバナ科植物です。 レオナルド・フックスという植物学者に因んだ命名ということは存じておりましたが、 ウェブ検索したところ、この人自身が発見者ではないことを初めて知りました(汗)。
寒さにはそこそこ強く、夏の暑さにはやや弱いので、 熱帯花木というより鉢花の括りになるでしょうか。 サントリーで開発した「エンジェルス・イヤリング」という品種群はかなり耐暑性が強いようですが、 花型は在来種の方が豪華なような気がします。
つり下がるように咲くので「女王の耳飾り」という別称がありますが、 ファンタジーという品種は、横向き斜め上向きに咲くように改良されているようです。
熱帯アメリカ原産。品種によって、晩夏から初冬のあたりまで、 濃い紫、青紫、紫ピンクの花を咲かせます。
鉢花として売られているシコンノボタンは矮化剤で小さく育てられているので、 二年目以降は徐々に大きくなりますが、それはそれで花木らしいのではないでしょうか。
耐寒性は結構強く、関東南部の当地では外で越冬します。
夏の鉢花の代表のようなアオイ科ヒビスクス(フヨウ)属植物ですが、 関東以西の高温多湿な夏は、熱帯植物にとっても過酷なようで、 真夏には少し花を休むようです。
アオイ科のページにもエントリーしていますので、こちらの画像は八重咲きに致しました。 近所の植物園で200円の苗を購入したものですが、挿し木苗を作った上で親株を処分し、 冬越しを企んだところ、その冬に椎間板ヘルニアを発病し、水やりを怠った結果枯れてしまいました(泣)。 在りし日の姿ですが、ほろ酔いの酔芙蓉に似ていなくもありません(笑)。
熱帯、亜熱帯アメリカ原産のクマツヅラ科植物。 玉状の花の色が、赤、ピンク、黄色などと変化して目を楽しませてくれるので、 シチヘンゲ(七変化)という和名があります。
かなり強健で、条件が合うと繁茂しすぎてしまうので、 アフリカやオーストラリアなどでは 有害植物扱いになっているという話を読みました。 これも耐寒性がそこそこあり、当地では外で越冬します。
同じ科にハーブのレモンバーベナがあり、同様に葉に芳香があるのでした。
南アフリカ原産のイソマツ科植物。暑さにめげず、涼しげなブルーの花を咲かせ続けます。 主に鉢花ですが、地植えすると繁茂しすぎるのが難点と言えば難点です。
やっぱり耐寒性があり、当地では冬越ししますが、思えば冬越しできるような熱帯花木しか 買わないのかもしれません(笑)。取り込むスペースに限りがありますのでね・・・。
ブラジル原産のナス科植物。 ヤマホロシの名前で流通していますが、これは日本の山野に自生するナス科植物で、 ツルハナナスとは別物だそうです。 因みに、繁殖力が強くて他の植物を滅ぼししてしまうからヤマホロシなのだそうですが、 ツルハナナスにもそういう感じはありそうです。地植えにしたら、他の植物を締めていました(笑)。
ナス科植物には、可憐な星形の花を咲かせるものが多いですね。ペチュニア、エンジェルストランペット、ニコチアナなどもナス科植物ですが、 園芸におけるこの仲間の存在感は結構大きいものです。