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Libro,Musica,Planta DIARY(ほぼ読書日記?)


過去の日記


今日の園芸
06/4/30

園芸日和のGWである。買い溜まったポット苗いろいろを植え付けた。

ベゴニア・センパフローレンスは、秋まで保たせる春花壇の主役である。強健だし華やか。キンギョソウも買ってあるが、この黄色は何とも言えない、爽やかなレモン色だ。

調子に乗っていろいろ植え付けていたら土がなくなってしまった。普段使うのは、ホームセンターのブランドの培養土で、14L198円の安価なもの。安い土は生育に差し障るという話もあるが、土にコストを掛けるなら本体に使いたいと思ってしまう貧乏性なのである(笑)。

昨日入手したホスタ(ギボウシ)のハルシオン。ハルシオンというのは、昔から睡眠薬で有名な名前で、なぜこんな名前が付いてるのかと思っていたが、カリスマ・アマチュアガーデナーのモウズイカ氏のHPで疑問が氷解した。静穏な、平和な、というような意味らしい。
http://mozmoz.web.infoseek.co.jp/hostaframe.htm


もっと深い青緑色になると思うのだが、新芽だとこのくらいの色だろうか。








一周年でございます
06/4/29

サイト開設一周年でございます。昨年の「みどりの日」に開店し、どうにか一年、続けることができました。アクセスも本日6000を突破しまして、ご来訪下さった皆様に感謝申し上げます。

teacupのAUTOPAGEでブログデビューし、自分で情報発信する面白さを知りました。その後、常時接続化を機にあちこちのHTML講座、ホームページ開設教習講座をうろつき、我流でウェブサイト開設に至ったものでございます。当初は、CSSと言ったら行間指定しか分からなかったのですが、昨今は「画像を固定」「位置を指定」など、多少の技が使えるようになりました(笑)。

ブックレビューをメインのコンテンツにしようと始めたサイトで、6ジャンルに設定しましたが、開設時には2ジャンル分しか完成していませんでした。それでも、見切り発車でスタートしてしまえと背中を押してくれた石姫さんありがとうございました。

長尾武之介さんには、サイト開設を思い立った当初からHTML知識の習得に関して適切なアドバイスを頂きました。タグ打ちを覚えられたのは武之介さんのおかげでございます(笑)。

あぁ、ところで、思い違いをしておりました。「みどりの日」は今年を最後に廃止され、「昭和の日」に取って代わられるものと思っていたのですが、来年からは5月4日に移動することをウィキペディアに書いてありました。どんな形であれ、「みどりの日」が残ることは園芸愛好家としては嬉しいことでございます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/みどりの日

これからも更にサイトの発展を目指して精進して参りますので、変わらぬご愛顧をよろしくお願い致します。

2006年みどりの日に
   管理人拝



今日のお買い物
ホスタ(ギボウシ)にハルシオンという品種がありまして、銀がかった青緑色の葉が大変美しく、昨秋頃から興味が出てきておりました。園芸店ではなかなかお目にかかれず、ネットで変えないかと検索してみましたがこれもすでに売り切れ。ところが本日立ち寄ったガーデンセンターに、280円でポット苗が売られていたのです!。なんて「みどりの日」にふさわしいラッキーなお買い物でしょうか(笑)。








早春賦/山田正紀
06/4/28

戦国の気風が残る江戸初期、八王子千人同心を差配してきた大久保長安の死後、千人同心の間に持ち上がった騒動を、17才の少年たちを中心に描いた時代青春小説。少年から青年への成長を、八王子の特産になった養蚕の齢に例え、上手い効果を上げている。

半士半農の八王子千人同心は武田の家臣の流れを汲んでいるが、自分の身を百姓と思い定めている風一は、何かと戦場風を吹かす父親を煙たがっているが、卒中で身動きがままならないはずの父親が、長安の代官屋敷の異変に気付いたことから物語の幕が開く。私腹を肥やしていたとして長安一族の討滅を決めた徳川に対し、徹底抗戦しようとする代官屋敷の勢力と、千人同心身分の安定を図りたい小十人たちの間に闘争が繰り広げられるのだ。史実かどうか分からないが、この戦いは、新たに支配下に組み込んだ勢力における旧来の命令系統を断ち切りたい幕府の謀略として描かれている。

対策のために集まった主立った小十人連中は代官屋敷の少年二人に惨殺される。この二人は風一の幼なじみである火蔵・火拾の兄弟だが、かつて共に遊んだ日々が回想され、敵味方に別れた現在にも尚付きまとう友情の切なさを上手く描き出している。

敵陣内への潜入路を確保する責務を負った風一と、やはり幼なじみで人格者の少年僧・山坊、そして解死人(げしにん)として村に飼われていた林牙の三人の活躍が後半の見せ場である。解死人は、村同士の争いが持ち上がった時に人身御供として差し出されたり、戦いになった時の使者として使い捨てにするために飼われている者で、役目を全うすれば並の身分になれる者らしい。過酷で冷酷な差別があったものである。 ひねくれ者で凶暴で人並み優れた体技を持つ林牙に、これまた人並み外れて凶暴な火拾が懐いており、この二人の関係も切ない。風一に対し思わぬところで友情を見せる林牙だが、「ひねくれ者の林牙は当然人助けなどしない」と思われるのが癪だったから、友情を発露して見せたそうだ(笑)。このキャラも好きだなぁ。

戦いが終息し、それぞれの身分に落ち着いた四人は、自分たちが一番偉いと思っている侍を笑い飛ばしているが、このあたりが清々しい。蚕と共に成長した幼なじみたちの友情が気持ちよい小説なのである。何となく名作「蝉しぐれ/藤沢周平」を思わせた。

それにしても、30年ほど前に「神狩り」でデビューしたベテランSF作家は、本格ミステリーも書くし実に多才だなぁ・・・。










雹・スマトラオオコンニャク>06/4/25

自動車を走らせていて、雹というものに初めて遭遇。この年まで生きてきて、ニュースで見たことはあったものの、目にしたのは初めてなのである。この時期に氷の粒が落ちてきて、あっという間に車に降り積もるとは・・・。



一昨日、NHKの「ダーウィンが来た」という科学番組で、世界最大の花だというスマトラオオコンニャクを採り上げていた(今まで世界最大の花はラフレシアだと思っていたが)。七年に一度開花する、世界一臭い花でもあるそうだが、これは虫を引き寄せて他の花と交配するための戦略だと言うことで、なかなか面白かった。

こんにゃくと言えばサトイモ科だから、あの巨大な花も、ミズバショウなどの仏炎苞と似たようなものなのだろう。

食用のコンニャクの花もこの番組で初めて見たが、山野草のテンナンショウに似ているように思えた。同じ属かと思ったが、コンニャク属とは違うようである。

ウェブで検索したテンナンショウの実と、スマトラオオコンニャクの実がよく似ていたが、以前に富士山の五合目あたりで似たような実を見たことがある。どんな植物か見当が付かなかったのだが、あれもサトイモ科の仲間(もしかしたらテンナンショウ?)だったのかと、今になって納得。

↓富士山五合目にて








福ロケット/山本幸久
060424

「笑う招き猫」「はなうた日和」等、軽妙でペーソスのあるユーモア小説が持ち味の著者だが、ポプラ社から出ているし、著者初の児童文学だろうか。



10才の山田香な子には、不満が三つあった。誕生日がクリスマス・イブであること、山田という軽い名字、両親が仲が良すぎて父親が会社を辞め母親の実家の仕事を手伝っていることである。この出だしからもうユーモラスで楽しい。父親はかつてエリートだったらしいし、小石川からお花茶屋への転居はやや都落ち感を思わせるが、後に父親が辞職した事情があきらかになる。

学校生活は順調で、本好きの子たちと仲良しグループを組んでいるが、このグループはほとんど登場しない。隣の席の小森くん(コーモリ)とはわりあい仲良しな関係だが、ここに割り込んできたのがお嬢様っぽいブリッコの町野さんである。香な子にコーモリへの橋渡しを頼むのだが、このキャラが秀逸。ブリッコのわりには我が強く、結構ひとが悪い。

塾帰りの電車でコーモリと一緒になった香な子は、彼の母親が重い病気で入院していて、父親もいないので健気に頑張っていることを知る。コーモリは快活で侠気もあり、なかなかいい男である。コーモリを家の夕食に呼ぶなど、徐々に親しくなった二人だが、どうしても町野さんに対する引け目があるあたりが可笑しい。

自分のことを冴えないと思っている香な子であるが、ひとに対する観察眼があり、適度にツッコミ体質でもある。頭がいいんだなぁと思わせる子だ。父親のことやコーモリのことや、なかなかに悩みの多い五年生だが、微笑ましいなぁ。

香な子をそっとフォローしてくれるのが担任の鎌倉先生である。元モデルで、校長先生がビビるほど厳しいのに、細やかな情もある、実にかっこいい先生だが、かっこよすぎの気もする。この先生に限らず、全体にカリカチュアライズされていて、ちびまる子ちゃんを思わせるのだ。リアリズム小説ではないのだから、それはそれで構わないのだが。

ラストシーンは香な子の誕生日である。訳あって香な子は走る走る。子供が一生懸命になっているシーンはそれだけで感動を呼ぶものだ。ラストの台詞が何とも切なくて微笑ましくて、素敵な物語だった。










当市における文化と福祉の後退について
06/4/21

政治と宗教についての話題は、ネットに限らず普通の会話でも避けるべきだと言うことになっている。それでも敢えて書きたい(笑)。先月の市長選で、圧勝で再選された当市の若い市長のことである。

行政に経営感覚を持ち込んだことが評価されている。確かに借金まみれの財政において、そういう手腕は必要だろう。前時代の無駄な公共投資による地下鉄、競技場、プールなど、なぜあれほどまでに建設する必要があったのだろうか思うし、行政の効率化は是非進めるべきだ。

しかし何でもかんでも経営感覚によるコスト削減でよいのかとも思う。例えば、40才以上は無料だった健康診断が有料化され、しかも胸部レントゲンが削られた。市民の健康を置き去りにしているとしか思えない。

文化行政でも、公共施設指定管理者制度とやらで、音楽ホールなどの運営が民間委託されたりしている。芸術とコスト感覚は相容れないと思うのだが・・・。

スポーツライターの玉木正之氏はクラシックにも造詣が深いが、公式サイトで、官でも民でも出来ないことをやるのが公じゃないかと、同じような問題について批判していた。まったく同感である。

前回の選挙では、当選が確実視されていた相乗り前市長を僅差で破って当選した。市北部の、わりあい新しい考え方の住民に支持された結果だが、今回の選挙ではこの地域の支持率がやや下がったらしい。やはり批判的な考えを持つ選挙民がいたのだろう。これを知っておいて貰いたいものだと思う。


つまらない談義のお口直しに、チューリップ・アンジェリケの画像など(笑)。








趣味の園芸の音楽
06/4/17

ヴィオラ NHK趣味の園芸のオープニング・テーマが変わった。以前は打ち込みの爽やかなインスト曲だったが、今回は歌入り。しかしかつてのヒット曲の「ラヴィン・ユー」そっくりである。あそこまであからさまに似ていて良いのか?(笑)。

この曲、ミニー・リパートンがオリジナルだろうか。その後レゲェアレンジのヴァージョンなどもヒットしたが、やはり最初にヒットした方が好きだなぁ・・・。

趣味の園芸の司会陣は今年度は変化なし。柳生Jr.は良いのだが、横に立っているMアナウンサーの子供っぽいしぐさが気色悪い。変わるかと思って期待していたのだが・・・(笑)。








色の文豪/佐藤賢一
06/4/16

「黒い悪魔」に続き、デュマ家の血筋を描いた歴史評伝小説。

ヴィレル・コトレの片田舎で長じた二代目アレクサンドル・デュマは、無邪気で無責任で陽気な快男子で、亡命貴族の子息である友人の影響で文学に目覚め、パリに出て劇作家を目指す。

生来が人好きのする好漢で、知己にも恵まれ、演劇界で徐々に頭角を現すとあっという間に人気作家に駆け上がっていくが、この間、王政復古やら第二共和制やらの政争があり、そのたびに、軽薄にも争いに身を投じていくのは、偉大な軍人であった父親への憧れがあったからのように描かれている。後にはイタリア統一運動のパトロンにもなっているし、革命道楽という感じだ。でたらめな生き方をし、あちこちに私生児を作り、最終的には生活も破綻しているが、文壇道を駆け抜けた痛快な人生と言えなくもない。

「三銃士」「モンテクリスト伯」「王妃マルゴ」等の傑作は、実は下書き職人がいて、その粗筋に血肉を与えていたのがデュマだったというのは初めて知ったことだ。デュマの小説が連載されているために特定の新聞が飛ぶように売れたらしいが、「続きが読みたい」と思わせるのが、波瀾万丈痛快ロマンのデュマの筆力だったということである。

また、王侯であるパトロンのためにあった文芸が、革命によって生まれた大衆社会のものになったというのも、新聞連載小説で大人気だったデュマの時代を思わせるエピソードだ。時代はちょっと違うが、市民社会の肖像画で人気を得たレンブラントを連想させる(晩年が不遇だったというのも似ているか(笑))。そういえばレストランというのも、職を失った宮廷のコックが大衆のために料理を供する店を開いたものだったそうだ。

物語の終盤で、成長した後のデュマ・フィスと、父デュマを文学に引きずり込んだかつての親友との会話があるが、このシーンがしみじみと心地よい。父親と違って、生真面目な感じがするデュマ・フィスだが、彼の物語も書かれるのだろうか。

因みに「黒い悪魔」は文豪デュマの父親が主人公で、フランス貴族とハイチのアフリカ女性の間に生まれた息子が軍人として身を立て、ナポレオン麾下の将軍「黒い悪魔」と恐れられるようになるまでを描いたものである。










今日の園芸
06/4/15

近所の園芸店でポイント2倍セールをやっているので出かけてみた。1000円買って1ポイントだから、普段はそんなには買わないのだが、2倍につられてである。それにてしても、ポイントカードで沢山買わせようと言う陰険な手口は、ありとあらゆる業種にはびこっているなぁ(笑)。

で、陳列されている花を眺めつつも、実はまだ本格的なシーズンには早いので、何も買わずに店を出た。常緑花木の植え替えなどはシーズンだが、草花の植え付けはもう少し先の方が良いのである。今日なんかかなり肌寒く、最低気温は一桁になりそうだが、こう言う時に遅霜の害が出たりするのだろう。

本日はツツジ科植物の植え替え。本当は鹿沼土にピートモスを混ぜて使えばよいのだろうが、面倒なので一般培養土に鹿沼土をブレンド(笑)。


更新
「歯科患者さんなあなたへ100の質問。」をアップしました。








○○○というレストランにて
06/4/13

車で15分ほどの、喫茶店とレストランの中間くらいの店に時折食事に行く。パンとケーキが自家製で、リーズナブルで美味な店だが、親戚でもないのになぜか私の姓と同じ店名(平仮名で三文字)。さほど広くないので、他の客の会話も漏れ聞こえてくる・・・。

教師らしい中年女性が二人、もう一人と待ち合わせをしていて、なかなか来ないらしい。「○○○でって言ったわよね」「そうよね」と待つこと数分。当人から携帯に連絡。「○○○にいるわよ」「どこにいるのよ」という問答の末、道をはさんだ向こう側のファミレスにいることが判明。その名はFUJIYA。

「○○○で」「FUJIYAで」という、どちらも思い込みなのだろう。間違えやすいと言えば間違えやすいかもしれない。FUJIYAの方は、もうオーダーしちゃったので、後から合流するというお話。

聞き耳立てていた訳ではないのだが、つい聞こえてしまい、笑ってしまった(笑)。


このお店、BGMがなぜかオールディーズかイージーリスニングで、これも嬉しい。今日は「ボラーレ」「オンリー・ユー」「500マイル」「スピーディ・ゴンザレス」「カラーに口紅」「煙が目にしみる」「雨に濡れても」などなど懐かしい曲ばかり。リアルタイムで知っている訳ではないのに、なんでこんなに懐かしいんでしょうか(笑)。急ぎすぎず、ゆったりと優雅メロディですなぁ・・・。








ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ/滝本竜彦
06/4/11

第五回角川学園小説大賞受賞作。

親の転勤で下宿屋で一人暮らしをしているやや自堕落な高校生・山本が、不死身のチェーンソー男と死闘を繰り広げる女子高生・雪絵に遭遇する。退屈に苛まれていた山本は戦う女子高生の姿に感動し、「共に戦う」と宣言するが戦力にはならない(笑)。せいぜい自転車で戦闘場所へ赴く時の運転手であるが、妙ちきりんなコンビの戦いは続くのである。

絶妙なナイフ投げの技を身につけている雪絵には、何故かチェーンソー男が出没する場所が分かり、「私が行かなければ無辜の人が被害に遭う」という使命感で戦っているが、この部分だけがスーパーナチュラルな要素であり、あとは普通に青春小説の感じだ。

山本にも雪絵にも心の傷があり、それが物語の核になっている。このあたりが単に切なく甘い青春小説ではない感じで、結構イタい。

ヘラヘラ高校生と真剣に戦う女子高生の対比が面白く、雪絵にまとわりつく山本の馬鹿さ加減も笑える。ある程度展開が読めてしまうがほどほどに面白かった。










水仙エルリッチャー
06/4/9

水仙エルリッチャー

八重咲き水仙エルリッチャー。生協のカタログで買ったものだが、八重咲きの上に房咲きでとてもお買い得感(笑)。








昨日の予報では・・・
06/4/8

昨日の気象予報では、午前中は晴天、午後から大雨・突風・雷と、まるで嵐が来るような予想だった。

午前中はとても気持の良い晴天で、そんな天気になるとは思えなかったが、確かに昼過ぎくらいから空が暗くなり、時折突風が吹き始めた。そのうち雷が鳴って雨が降り出し、何とも不穏な空模様で、おぉよく当たるもんだなぁと思っていたが・・・。

あっという間に回復しちゃったじゃないか!(笑)。

天気が良くなったところで園芸作業。買ってきたポット苗の植え付けやら、鉢植えの植え替えやら、草むしりやら。園芸日和になってきたのは良いが、雑草の伸び盛りでもあり、抜いたと思ったらまたすぐに生えてきているような気がする。

最近困るのは、すっかり根付いてしまったオカメザサで、地下茎で繁殖しているらしく、抜いても抜いてもどこかから顔を出している。困ったものだ。数年前までは見なかったのだが・・・。








着メロに凝る
06/4/6

携帯を新しくしてから無料着メロに凝っている。パケット料金がかかるので、PCで検索しては片っ端からブラウズしているのだが、なかなかPCにDLできるサイトには行き当たらない。それはそうだろう、無料とは言え向こうも商売でやっているのだから、広告を見て貰うなり、広告メールを送りつけるなり、対価がなければただではくれないはずだ(笑)。

しかも最新J-POPを謳っているところばかりで、ポップスやクラシックを扱っているところはなかなか見つからない。最新J-POPには興味がないんだけどなぁ・・・。実はミーハーにもトゥーランドットを狙っているのである(笑)。

日本人は舶来のものに手を加えて独自のものに作り替える才能があるが、そこに、本質とは関係ない玩具性を加えるのが好きなようだ。遊び心とも言い換えられるが、何か幼児化しているような気がしないでもない。着メロに凝るなんてのも携帯が玩具である現れだろう。ストラップも同様だが、あれは根付けの伝統だろうか。

そういえばポケベルはどうなっているのだろう。あれもビジネスの道具であったものが、子供のコミュニケーションツールとしてブレイクしたが、携帯の普及であっという間に忘れ去られて行った。日本人は移ろいやすい(笑)。



何とか頑張っている桜だがもう葉桜だ。八重桜は、葉と花が同時に現れて、ピンクと緑が似合っているのだが、染井吉野の場合、萌え出す緑がどうも卑猥に思えてしまうのが困ったものだ(笑)。

余談だが、落語で、歯が出ているひとのことを「山桜」と揶揄する表現がある。ハナよりもハが先に出るからだそうだ。








江戸風流さんぽ道/杉浦日向子
06/4/5

杉浦女史が江戸の生活やファッションや食を語った「ごくらく江戸暮らし」と、テレビ版組の講義録「ぶらり江戸学」を一冊にまとめたもの。江戸の楽しさ、面白さが興味深く綴られている。

・枯野見、氷鉢見(凍った池を眺めて楽しむ)、杉聴き(杉の伐り出しの音を聴いて楽しむ)など、風流なのか酔狂なのか分からないような行楽、
・二両という値段に、大店は見向きもしないものの、庶民が飛びつく初鰹、
・その日暮らしのフリーターのような江戸庶民、
・長屋は寝る場所であり、町全体を己の居住場所にしていた知恵、
・庶民がスポンサーになる花火、
・モノトーンの中にキメ色が映える江戸ファッション、
・すね毛やビキニラインを気にした若者(男)たち(笑)、
・隠居してからが本当の生活で、老人が敬われ、若者にとっては人生の師であったこと、
・互助の精神で豊かな者が貧しい者の面倒を見たこと、
・災害の後、小さな善行を探し出しては無闇に顕彰した奉行所(ご褒美は微々たるものですが、その精神が嬉しいじゃありませんか(笑))、
・後生願いというボランティア精神、
・「御飯」とは朝一番の炊きたて飯であり、夜は防火のために火を落とし、冷飯を湯漬けにして食べていたこと、
・お手軽なファーストフードであったにぎり寿司、
・元来は輪切りに粗塩をふって焼いただけだったうなぎの蒲焼き(肉体労働者のスタミナ源だった)、
・「宵越しの金は持たねぇ」とうそぶくのは、それだけの金がなかったこともあるが、大火で焼けてしまうおそれもあるから、ため込まずに使ってしまおうという意思の表れだったこと、
・蕎麦は食事ではなく嗜好品だったこと、
・屋台で長っちりは野暮だったこと、
・物価が高かったので、買った物を最後まで使い切ったこと、
・道は公共スペースなので、走ったり立ち話をしたり荷物を放置したりしてはならず、基本的に歩くだけであったこと、
・故に大八車の使用には許可が必要だったこと、
・水路は物資輸送用だったこと、
・災害の際には細かな情報を採取してはまた市民に口頭で説明し、無闇に不安にならないような措置を執った危機管理システム、
・(理想的な)ゆとり教育を地で行くような寺子屋制度(あやまり役という子供がいるのが笑える)、
・礼だけはきちんとしつけたこと、
・粋は息であり、吸ったものを吐き出して吐き出して、最後に残ったところに一つつけるものだったこと、
・恋愛や結婚は女性優位で、間男も頻繁だったこと、
・「恋」を突き詰めていくと「色」になり、本気一歩手前の恋愛が粋だったこと

などなど、江戸の信条の面白いこと楽しいこと(笑)。 ただ、この裏には、身売りや下等な遊女、寺請制度、身分制度など、人権に関わる問題もあったと思われ、良いことばかりではなかったとも思う。江戸をユートピアとして描いているが、事実の良い面ばかりを協調しているとも思われるし、一種のファンタジーでもあろう。それでも、ゆとりと楽しさに満ちた江戸を体感できる好エッセイである。










携帯新調
060402

必要に迫られて携帯を新調した。緊急時の会話が出来ればよいので、ワンセグもパケットも関係ない。

携帯屋から量販店まで、各所に陳列されている0円or1円携帯というのは、さまざまなオプションがくっついてくるのを初めて知った。○○プランに加入した上で初めて1円になるようで、加入後即座にキャンセルしても良いということは、加入させると販売店に手数料が入るのだろうなぁ(笑)。1円で売ってどこから儲けが出るのかと思うほど高機能だが、おそらく手数料と、月々入ってくる通話料からのマージンで稼ぐのだろう。それにしても使い切れないほど高機能(笑)。

カメラなんか3メガでAFまで付いている。レンズはf3だし、現在使っているヘナチョコデジタルよりよほど写りがよいのではないだろうか。何やらカメラファンとしては複雑な心境だ。

カメラ各社が、経営資源を今後有望な分野に集中すると言って、フィルムから撤退したり、カメラそのものから撤退したりしているが、それなら携帯カメラに経営資源を集中するべきだという皮肉をメルマガで書いている人がいた。ごもっともと思う。

ニコンがFM3Aの販売中止を決めた途端、これにユーザーが群がっているそうで、それならなぜ最初から買わないのかという意見も雑誌で読んだ。これもごもっとも。メーカーもユーザーも、最早フィルムカメラなんかどうでもいいところまで来てしまっているのだろう。

時勢に合わせての業態の変化は当たり前で、儲かる分野に集中してしまうのも致し方ないが、それにしても一時は日本の主要産業だったのになぁ、カメラは・・・。

訳あって鎌倉へ。訳がなければ、桜満開の日曜日に、鎌倉へは入りたくない。時間を潰すために建長寺の中をウロウロしていたが、詳細はブログ1にて(笑)。








トップを更新
06/4/1

トップを八重桜にしてみました。たまには自作画像を使っていますが、その分だけ不細工です(汗)。

近所の桜並木見物ドライブをしてきました。カメラ忘れて写真を撮れなかったのですが、非常に綺麗です。すでに散り始めているのもありましたが・・・。











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