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SF・ファンタジー




エンド・ゲーム/恩田陸   金春屋ゴメス/西條奈加   わくらば日記/朱川湊人

風神秘抄/荻原規子    薄紅天女/荻原規子   蒲公英草紙/恩田陸

二十代の一時期、SFにはまったことがあります。中高生の頃にはSFという分野に馴染みがなく、二十歳過ぎから読み始め、こんなに面白い世界があったのかと大興奮致しました(最初はかんべむさしのギャグSFで大笑いしてこの道に入ったのかもしれません)。

SFは若さの文学なのか、サイバーパンクが出てきた頃から読まなくなりましたが、最近も話題作があるとつい昔の血が騒ぎます(笑)。

SFとは何ぞやと考えることがあります。一応空想科学小説ということになっていますが、宇宙旅行も時間移動も超能力もモンスターもあり、 描き方もさまざまです。「普通の人間が異様な状況(宇宙、時間旅行等)に直面する」「普通の世界に異様な状況(宇宙人、パニックなど)がやってくる」のがSFであると小松左京が書いていまして、なるほどと思いました。「普通ではない存在(妖精など)が普通ではない世界(魔法の国)にいる状況」はファンタジーだそうです。 と言うわけで、「人間が超常的な異常事態と関わった時にどう反応するかを描く文学」、これが私のSF観でございます。

下線のあるものは日記かブログ記事へリンクしています。










国内作家(五十音順)

 
作   家  名 作  品  名備 考
新井 素子二分割幽霊奇譚仮性半陰陽(いわゆるふたなり)で男から女に性転換せざるを得なかった主人公は鬱々と暮らしていますが、 ある日殺されてしまいます。遺体が二つに分けられたことで幽霊も二分割され、己の半身を求めて地下の大冒険が始まるのでした。ハートウォーミングなユーモアファンタジー。
     迷宮(ラビリンス)怪物への生け贄として迷宮に送り込まれた少女の冒険と成長を描く切ないファンタジー。
いしいしんじ白の鳥と黒の鳥ーモラスだったり悲しかったりグロテスクだったりバカバカしかったり悪夢的だったり幸福だったり、さまざまなアイディアの詰まった掌編小説集。
  ポーの話なぎを捕って暮らす、半分精霊のように感じられるうなぎ女たちの息子として生まれたポーの、奇妙な成長と旅を描いたファンタジー。プレーボーイで小悪党の「メリーゴーランド」、その妹「ひまし油」、「天気売り」など、友達になる連中もかなり奇天烈です(笑)。滑稽でグロテスクでセンチメンタルなロードノベルという感じでしょうか。特にポーと天気売りの友情が切のうございます。
池上 永一パガージマヌパナス池上永一は、沖縄の伝承や風俗や宗教をモチーフにしたユーモラスなファンタジーを描く作家です。本作は、神聖な巫女に指名された怠け者の霊能少女がこれを嫌って逃げ回るドタバタファンタジーで、仲良しのオバァとの交流が何とも切なく微笑ましゅうございました。
     風車祭(カジマヤー)200年以上島をさすらう旧家の娘の魂(マブイ)に魅入られた高校生が、自分も怪光線を浴びてマブイを落としてしまいますが、 一年以内にマブイ籠めをすれば大丈夫なんだそうで(笑)、高校生は娘のマブイを後世(あの世?)に送ろうと奮闘します。風車祭(カジヤマー」とは97才の誕生祝いらしいですが、 冨も名誉も愛も顧みず、ただただ風車祭(カジマヤー)を祝いたい、姑息で自分勝手で生命力豊かな老婆とか、 生意気な小娘とか、六本足の妖怪豚とかに翻弄される高校生が、大笑いさせてくれました。ギャグと感傷とノスタルジーを織り交ぜた独特のファンタジーはもっと読まれてほしいと思います。
     ぼくのキャノン沖縄本島のある村、カノン砲を神体にした信仰を村人に強制する強烈なオバァは、合法、非合法な手段で収入を確保し、高福祉、高インフラ整備の生活に寄与していますが、ゼネコン狂乱女や宝探しの無法アメリカ人などが現れて村の生活に波風が立ち始め、迫り来る村の危機に、博志、雄太、美奈の三人の子供達が立ち上がり、村を守ろうと奮闘するのでした。
パターンではありますが、賢い子、たくましい子、活発でおしゃまな子と描き分けられた楽しい子供たちで、彼らの成長と勇気がたまらなく愛おしくなるファンタジーです。池上作品ではばかばかしいギャグも魅力ですが、今回のキモは「寿隊」でしょう(笑)。
井上 ひさし吉里吉里人これがSF・ファンタジーの範疇かと思われるかもしれませんが、立派な日本SF大賞受賞作です(笑)。東北地方にある吉里吉里国の突如の独立宣言と、 それにまつわる事態を詳細に描いた一種の政治小説でしょうか。
梅垣 克文カムナビ古代史伝奇ホラー。古代信仰や甲賀三郎伝説やSFチックな設定がスリリングですが、人物の描き方とかせりふ回しとか、ちょっとあか抜けないような・・・(笑)。
小野 不由美月の影 影の海仮想古代中国的な世界を舞台にしたファンタジー十二国記シリーズ第一作。現実の日本(蓬莱)から連れ去られた女子高生は、十二に別れたこちらの国の王だったという設定で、一種の自分探しの旅が始まるのでした。この旅が過酷ですが、感動作です。
      東亰異聞魔人が跳梁跋扈する帝都東亰を舞台に、絢爛豪華なミステリーホラーが展開されます。耽美的、蠱惑的、怪異的。
荻原 規子空色勾玉代史を舞台にしたファンタジー勾玉三部作の第一作。地上では、高光輝(たかひかるかぐ)の大御神を信奉する者と、と闇御津波(くらみつは)の大御神を信奉する者との戦いが長く続いていますが、闇の信奉者の一族ながら輝の信奉者に育てられた沙也が己の出自を知り、成長し、真の使命を覚るまでを瑞々しく描いています。単純な二元戦争ではないあたりがミソでしょうか。愉快な鳥彦のキャラが○。
  白鳥異伝玉三部作の二作目で、今作はヤマトタケルの伝説をモチーフにしています。別れ別れになった幼なじみの少女と少年の、遠く辛い道のりに思わず入れ込んでしまいました。中盤、勾玉を探す遠子の旅が作中の白眉でしょう。健気です。
  薄紅天女東・竹芝の長の孫・阿高は母譲りの特異な能力を身につけており、それ故に己のアイデンディティーを求めてさまようことになります。望郷の思いが切なく、強い絆で結ばれた同年の叔父との友情も熱い「勾玉三部作」の掉尾。
       風神秘抄治の乱の時代、神韻の笛を吹く少年が、己の不覚から見失ってしまった運命の少女を探す旅を描いた中世ファンタジーです。旅の相棒との友情も読みどころでしょうか。
奧泉 光鳥類学者のファンタジア伸び悩んでいる中堅のジャズピアニストが、戦前のドイツで行方不明になった祖母と思しき「柱の陰の観客(実際はいなくて、観客がいそう雰囲気だけが感じられること)」に遭遇したことで、時空を超えた旅に出ます。ナチスのオカルトな音楽研究に関わったり、戦後のニューヨークのジャズクラブで熱いセッションを展開したり、目で読むジャズの魅力がたっぷりの文学SFでした。
恩田 陸蒲公英草紙露戦争が始まりかけた穏やかならぬ時代、取り残されたように平和を享受する村の、病弱で聡明なお嬢様聡子のお相手役として屋敷に出入りする医師の娘が語る幸せな日々。不思議な能力を持つ常野一族をモチーフにした第二弾です。前編「光の帝国」。
    「エンド・ゲーム」野物語第三弾。敵対する「あれ」を裏返したり、裏返されたりするの戦いを続ける一族をミステリアスに描いています。インナースペース・ホラーという感じでしょうか。
景山 民夫遠い海から来たCOO少年と、現代に残るプレシオザウルスとの友情を描いた切ないファンタジー。直木賞受賞作。
梶尾 慎治ゑゐり庵奇譚宇宙のそば屋ゑゐり庵に訪れる、ちょっと不思議なお客たちを描いたほのぼの連作SF。
     想い出エマノン遙かいにしえより現在まで、代々の母親の記憶をすべて受け継いできたエマノンの、時の旅を描くノスタルジックな連作SF(時間旅行ではありません。念のため。)。
     クロノス・ジョウンターの伝説忘れ去られた時間旅行機械クロノス・ジョウンターを巡る、センチメンタルなSFです。
加納 朋子ささら さやお人好しで頼りない妻と、生まれたばかりの赤ん坊が心配で成仏できない夫が、二人を見守る幽霊ファンタジー。妻が逼塞する田舎町佐々良市を舞台に、心優しく切ない人間関係が描かれます。
     てるてるあした「ささら さや」姉妹編。無責任で浪費家の両親が夜逃げし、佐々良市に住む遠い親戚に預けられる羽目になった照代の葛藤と成長を描くファンタジーです。憤懣やるかたない照代ですが、おかしな友人が出来たり、悲しい幽霊にまとわりつかれたりして、徐々に佐々良に馴染んでいくのでした。様々な親子関係が語られ、「ささら さや」よりも重たいテーマですが、同じように優しい作品です。
茅田 砂胡デルフィニア戦記全18巻。仮想中世ヨーロッパ風の世界を舞台にしたファンタジー。悪辣な家臣の陰謀で、庶子故に国を追われた王が、異世界から落ちてきた異能の美少女の力を借りて国を取り戻そうとします。異能の美少女を覗けば真っ当な戦国小説という感が致しますが、剣戟あり、陰謀あり、恋あり、ギャグありで大変楽しめました。
     スカーレット・ウィザード全5巻・外伝1巻。宇宙連邦を事実上支配するクーア財閥の跡取り娘ジャスミン・クーアはは49%の株を相続し、7人の重役にも49%の株が遺贈されます。残りの2%は娘婿に送られると言うことで、ジャスミンが残りの2%を手にするために白羽の矢を立てたのが宇宙を股に掛ける海賊ケリーでした。尊大で傲慢で美しく誇り高く高潔なジャスミンと、宇宙一の船乗りの、非常識な夫婦の宇宙活劇爆笑恋愛SFですが、 著者の言うところではハーレクイン・バイオレンスなのだそうです(笑)。「デルフィニア戦記」と「スカーレット・ウィザード」の続編「暁の天使たち」シリーズ。
かんべむさし笑い宇宙の旅芸人さまざまな笑いを遍歴しながら、笑いとは何ぞやを考察する大作SF。
北村 薫リセット「時と人を巡る三部作」の三作目。戦前の神戸(上流家庭のお嬢様のディテールが話題になりました)、戦後すぐの東京、現代の、三つの時代にまたがる切ない愛の物語。他の二作は「スキップ」「リターン」。
草上 仁お喋りセッションひとが直接の会話をしなくなった未来、ステージの上で対話するパフォーマンスの凄さを描く表題作等、しゃれたアイディアの短篇集。何しろアドリブでダジャレを言うことが「凄い!」と称賛を受ける世界なのです(笑)。
越谷 オサムボーナス・トラックハンバーガーショップの社員マネージャーである草野青年は律儀で真面目な好人物ですが、激務に追われて余裕を失っています。 ひょんなことから剽軽な幽霊が現れ、奇妙な共同生活が始まるのでした。ドタバタぶりがユーモラスですが、生きていることに焦がれる幽霊の焦りなど、胸を打つ場面も幾つかあり、なかなかじーんとさせるファンタジーです。
小松 左京さよならジュピター木星太陽化計画の進行中、地球にブラックホールが接近!「恒星になり損ねた惑星・木星」を巡る人間ドラマを描いた重厚な大傑作SF!
     復活の日驚異のウィルス兵器が、誤って世界中に蔓延!生物兵器によるパニックと、人類の希望を描いたバイオSF。30年以上前に書かれたとは思えない先見性です。
西條 奈加金春屋ゴメス未来の日本に存在するバーチャルな江戸を舞台に、一人の青年の記憶を辿る旅と、バイオハザード征圧を目指す追跡劇が展開されます。日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
椎名 誠アドバード最終戦争後の荒廃した世界で生き抜いている兄弟が、遠い世界へ父親を捜す旅に出ます。広告が全てを支配する世界で、独特の言語感覚で様々なSF的小道具が悪夢的に華麗に展開する近未来SF。旅の連れになる関西弁の変な奴が面白うございます(笑)。
朱川 湊人都市伝説セピア恐くて切なくてノスタルジックな、ある意味王道のホラー短篇集です。同世代の皆さんにはかなり懐かしい世界かもしれません。
     わくらば日記思議な能力を持つ姉と過ごした昭和30年代の下町の日々を、年老いた妹が回想して語る、切ないノスタルジック・ファンタジー。妙に上品な女子学生風の語り口は「リセット/北村薫」を思わせます。
田中 啓文水霊(ミズチ)清冽なわき水を飲むと体に異変が・・・。古事記や蛇信仰をモチーフにした伝奇ホラー。
梨木 香歩家守奇譚旧家の留守宅を預かる作家が遭遇する不思議なエピソードを連ねたファンタジーです。亡くなった旧友が掛け軸から出てきたり、庭のサルスベリに一目惚れされたり、摩訶不思議な事態のはずなのに、漱石的な文体で悠然と語られていると、当たり前のように感じられてきます。抒情的な幻想世界は、聊斎志異に近いものがありました。
     村田エフェンディ滞土録家守奇譚の主人公の友人で、考古学を学びに土耳古に留学している村田を主人公とした幻想譚です。異国の下宿屋に集う友人達とのやりとりや、在留邦人との交流、賢しげで傲慢な鸚鵡、海外の神と稲荷との角逐など、妙におかしくて切なくて懐かしい感じでした。
長野 まゆみよろづ春夏冬中「よろづあきないちゅう」と読みます。怖くて切ないファンタジーや、さらりと美しく爽やかなボーイズラブなど、なかなか楽しめるショートショート・ファンタジー集です。
  時の旅人浦島伝説をモチーフにした、不思議で楽しいファンタジー集。人中にまぎれるシロウズ(たてがみを持つ不思議なカメ)と、人間との関わりが優しくて非常に心地よいです。
畠中 恵とっても不幸な幸運場のマスターや常連たちが、「とっても不幸な幸運」という名の100円グッズによって苦い幻影を見せられ、その依って来たるところを推理します。連作推理ファンタジーという感じでしょうか。
半村 良妖星伝日本SFの黎明期を背負って立ったリーダーのうちの一人の作品は膨大な量ですが、やはりこの作品にとどめをさすでしょう。江戸時代、邪教集団である鬼道衆の行動と正体が、密教的な濃密な世界観の中に描き出されています。
平井 和正狼男だよこの人も半村良と同世代でしょう。幻魔大戦以降、不思議な方向に行ってしまいましたが・・・。この作品は、人中に暮らす狼男を主人公にした、ユーモラスなSFハードボイルドシリーズの第一作です。主人公犬神明の飄々ぶりが楽しゅうございました。少年犬神明という別シリーズがありますが、こちらはやたらとストイックな狼男です。
古川 日出男アラビアの夜の種族ナポレオンに侵攻されつつあるカイロを舞台に、「災厄(わざわい)の書」について二重三重の入れ子構造で語られる眩惑的耽美的な歴史ファンタジー。
      giftオチよりも冒頭のアイディアが楽しいショートショート・ファンタジー集。優しくて奇妙で暖かい世界です。
光瀬 龍百億の昼と千億の夜阿修羅やキリストや弥勒やプラトンが登場する難解な思想SF。難解なのに華麗です。25年ほど前に、萩尾望都によって漫画化されました。
村上 春樹世界の終わりと
ハードボイルドワンダーランド
中世的な寓話世界に閉じこめられた語り手と、近未来の世界で追いつ追われつの活劇を展開する語り手が、交互に物語る思索的な文学SF。重厚で軽妙で楽しいSFです。
山田 正紀宝石泥棒20年以上前に読んだ物で、内容はすっかり忘れているのですが、アジア的な色彩豊かに描いた華麗なファンタジーだったような覚えがあります。続編も書かれました。
     竜の眠る浜辺これもよく覚えていないのですが、普通の町に突如恐竜が現れたことで、失意の人々が成長したり再生したりする、ハートウォーミングなファンタジーでした。




海外作家(姓五十音順)

作   家  名 作  品  名 備 考
アイザック・アシモフわれはロボットロボット三原則に抵触する事態に、ロボット自身がどう対応するかを描いた、ミステリーっぽいSFでした。
ピアズ・アンソニーカメレオンの呪文ユーモラスで楽しいファンタジー「魔法の国ザンス」シリーズの第一巻です。悩みを持つ登場人物が、良き魔法使いハンフリーを訪ねる「探索の旅」に出て、苦難の旅で成長し、少し幸せになって戻って来るというストーリー展開は安心して楽しむことが出来ます。続刊多数。少しだけセクシーな冗談が時折見られるので、お子様にはご注意かもしれません(笑)。
ディーン・R・クーンツライトニングヒロインが危機に陥るたびに現れる正義の味方は過去からの使者か?ちょっと変わったタイムトラベルSFホラー。
呉 承恩西遊記言わずと知れた中国版ヒロイックファンタジー。無敵のはずの孫悟空が、すぐに天界の力を借りてしまうのがちょっと不満ですが・・・(笑)。様々な翻訳がありますが、私は、平凡社から出ていた鳥居・太田訳版の、講釈調と漢文調が入り交じった文体で好きでした。
ダン・シモンズサマー・オブ・ナイト廃校が決まっている最後の終業式の日、子供の一人が校舎に飲み込まれて行方不明になります。何故か取り合わない教師たちに業を煮やし、仲間の子供たちが探索を決意しますが、待ち受けるものは・・・。サザンゴシックホラー。
  ハイペリオン「ハイペリオン」「ハイペリオンの滅亡」「エンディミオン」「エンディミオンの覚醒」からなる四部作の第一巻です。バチカン的な権力に統治される宇宙で、惑星ハイペリオンにある「時間の墓標」への巡礼が語る、それぞれの不思議な人生。壮大で華麗なSF叙事詩の導入編です。かなり難解な説明が延々続いたりしますが、SFのあらゆる要素をぶち込んだ大傑作シリーズ。切ない恋愛もあり。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズダークホルムの闇の君一人の権力者(人間)に支配されている魔法の国は、毎年、人間の観光客を受け入れなければならず、その応対で疲弊しています。魔法ランドのツアコンの嘆きを描いたようなユーモアファンタジー。不思議な兄弟愛が泣かせます。続編「グリフィンの年」。
コナン・ドイル失われた世界秘境冒険小説の大名作!恐竜が生存する不思議な土地への探検行はスリル満点。傲岸不遜でユーモラスなチャレンジャー教授のキャラが光ります。
ロバート・A・ハインライン夏への扉アメリカSFを代表するハインラインの作品の中で一番好き!(笑)。共同経営者の陰謀で冷凍睡眠に送り込まれ、未来で目覚めた主人公の時間旅行を描いていますが、ノスタルジックで切ない時間SFの大傑作!。護民官ピートという名の猫が可愛く、重要なキャラです。
ジャスパー・フォードジェイン・エアを探せ!バーチャルなイギリスを舞台にしたSFハードボイルド。文学刑事局の有能捜査官サーズディ・ネクストが、本の世界の中に入り込んで悪辣な犯罪者を追います。波瀾万丈!。続編「さらば大鴉」
マイケル・ホーイネズミの時計屋さん
ハーマックスの恋と冒険1
<月の樹の魔法>
善良で小心者のハーマックスが、時計の修理に来た女性飛行士に一目惚れしたことから始まる冒険を描いたファンタジー。小動物たちを登場人物にした優しく微笑ましい世界です。続編「時の砂の秘宝」。
ロバート・マキャモンスティンガー不良少年たちが対立する町にエイリアンがやってきた。害を為すエイリアンに少年たちは手を結べるのか!?。宇宙人侵略と青春小説が合体した傑作SFホラー。
          奴らは渇いている吸血鬼に乗っ取られたLAで、必死に戦う人間を描いたホラーアクション。
          スワン・ソング核戦争後の荒廃した世界で、希望を持つ人々を描いた近未来ホラー。






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